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弦巻・新町地域「九条の会」は、11月16日、駒沢地区会館で第14回つどいとして、「特攻隊の生き残りとして話したいこと」と題して渡辺卓郎さん(弁護士)にお話していただきました。参加者は37人でした。 冒頭、85歳の渡辺さんは、「老人というものは、たいへん悲しみに満ちているものなのです。とくに愛するものとか親しい人に亡くなられると、これはもう一番の悲しみで、老人の悲しみはそれに尽きていて、そのほか何もないような状態に老人はなるんです。妻が亡くなってから、そういう心境になりまして、57年も一緒にいたのに、妻についてどれだけのことを自分は知っていたのかと考えて、妻の年表を一年かかって作ったんです」と話されました。 つづいてのお話の要旨は次の通りです。 ベトナム戦争でベトナムがアメリカに勝利した後に、銀座の骨董屋で実に美しいベトナムの釣鐘を見て、なんとかこれをベトナムに返したいと思った。1977年に大西良慶、藤井日達、松本清張の3氏の呼びかけ人で「ベトナムの梵鐘返還運動」を起こした。各新聞も大きく取り上げて、芝の増上寺で最初の法要をやり、京都、大阪、神戸のお寺でも法要が行われた。募金も目標を上回る額が集まった。 「剣を鋤にかえ、槍を鎌にかえ、すべての武器を鋳とかして、われわれがたがいに挨拶を交わすときに鳴らす平和の鐘にかえましょう。すべての国民はその剣をふりかざさず、隣人を戦争で襲うことなきよう、平和の鐘を鳴らしましょう。…」(ヨハネス・フス)を運動のスローガンにした。 1978年、釣鐘はベトナムに返還された。その後、ベトナムでは中国との戦争もあったが、その鐘がどこにあるか捜していたところ、ハノイの北にあるバクニン省の来春開館される博物館の倉庫にあることが今年9月にわかった。この鐘の返還物語をいま書いている。 ベトナムとの本当の友好の運動として、日本からもこの鐘を見て、鐘を鳴らすようなツアーを送りたい。ベトナムで世界に向かって平和の鐘として打たれることを私は念願している。 お話は数々のエピソードを交えた、たいへんに感銘深いものでした。 昭和18年、学徒出陣で海軍に入隊、特攻隊員としての訓練を受けた経緯も話されました。 参加者からの田母神発言に触れての質問に、渡辺さんは、「この発言をいいチャンスととらえ、徹底して批判して、九条の会を大きくして、九条を生かして、戦争をなくすという方向にもっていくことが大事だと感じます」と答えました。 |
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渡辺弁護士のお話は感動的でした。 |
越後のBaちゃん 2008/11/21 01:02 |
インターネットで検索すると、ベトナムに返還された梵鐘の写真を次で見ることができます。 |
梵鐘の写真 2008/11/21 16:26 |
渡辺卓郎弁護士からの連絡によると、12月12日にハノイで「ベトナムの梵鐘は今どこに?」のテーマで講演会が開催されるとのことです。講師は小松みゆきさん(日本語教師)、主催はハノイ歴史研究会で、VJCCベトナム日本人材協力センターが共催です。 |
ハノイで「ベトナムの梵鐘は今どこに?」の... 2008/12/10 20:12 |
2009年1月24日、毎日新聞(東京)夕刊に「梵鐘:ベトナムに帰り30年、一時不明…故郷の博物館で交流の鐘、展示へ」とする記事が掲載されました。ブログのエントリと比較しながら読むと、よく理解できます。 |
ブログの管理人 2009/01/27 00:24 |
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