第11回平和のつどい「人間らしく生きたい」砧・大蔵九条の会

 3月15日に行われた講演会は、面白く、楽しく憲法について学べた内容でした。
 参加者は、23名でしたが、金子 勝先生の分かり易く聴衆を引きつけるお話で盛り上がり、会場が狭く感じられるほどでした。今回が初めて参加の方も多くうれしく思いました。

◆講演の要約
 「人間らしく生きたい」をテーマに、憲法が実現されれば日本国民は幸せになれるにも関わらず、現実の政治がいかに憲法に背いているのか、具体的な例を交えながら憲法25条を中心にお話が進められました。
 今回勉強した方々が「憲法の語り部」となって、多くの人々に憲法を守る大切さを伝える行動を進め、次の衆議院議員選挙では日本国憲法をきちんと守る政治を実現させ、この国に天国を作ろうと呼ぴかけました、

◆主なお話は、次のとおりです。
 現在の日本の政治は、大企業や金持ちがより儲かるようにグローバリゼーションやグローパルスタンダードの押し付けという米国の世界戦略に従う形で進められており、国民の生活が大きく脅かされている。
 大企業は、儲けを賃金で支払う代わりに海外子会社という形で投資し、さらに大儲けする多国籍企業となり、派遣社員だけでなく正規労働者までも切り捨てたため、ワーキングブアーやインターネット難民が続出している。
 児童の虐待(1日一人虐待されている)、高齢者虐待、親族の殺人、サラリーマンの過労死(2日に一人死んでいる)等が増えている。
 年収200万円以下の人には雇用保険もなく、貧困率はますます高まっている(15%)。

◆ではどうしたら良いのか!
 憲法25条などで規定されている「社会権」が保障されれば、すべての人々が幸福になれるから、日本国憲法をきちんと守る政治を実現させるよう、憲治の語り部となって頑張っていきましょう。

◆参加者との質疑応答から
☆国民主権をうたっているのになぜ天皇条項が最初に出てくるのか。
 ・憲法を作る際に、「大日本国憲法の改正」という形をとり、君主を残したため、君主が最初に記述された形式となった。
☆フランスの組合の組織率は日本とあまり変わらないと聞いているが、ストライキをやる場合には、組合員以外も参加して盛大にやっているのは、バカンスを取るなど権利意識が高いためか。
 ・フランスや米国では産業別組合のため誰でも参加できるが、日本は企業別組合のため企業に属する正社員の組合であり、誰でも参加できるようになっていない。
☆オパマ大統領は、金持に増税して低所得層を救済する政策を挙げているので、日本にも良い影響がありますか。
 ・米国の2大政党は大企業の代表であり、オパマ大統領といえども大金持ちの許した範囲内で動けるだけであろう。
☆健康で文化的な最低限の生活を守るためには、憲法を守ると言ってる人を選べばよいのか。
 ・各党のマニフェストを読んで、社会権を擁護すると言っているかどうかで選ぶ。次に、本当に公約を守っているか監視し、違っていれば正さなければならない。選挙時だけの活動で終わってはいけない。
☆外国との条約を守るため憲法を守れないことがあると言われる時があるが、どのように対応すればよいか。
 ・憲法98条では、日本国が締結した条約及び確立された国際法規は誠実に遵守すると言っている。
 また、99条では、天皇、摂政及び内閣は憲法を尊重し擁護する義務を負うとしており、憲法に反する条約は結べないし、憲法に違反する条約は守る必要がない。だから、日米安保条約は憲法に違反しているから国民を苦しめている。
☆パワーバランスから見て政府と国民のどちらが強いのですか。
 ・政府は反対する勢力を力で(軍隊等)つぶそうとするから、力は政府のほラが強い。憲法を使って戦わなければ政府には勝てない。
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